シンポジウム

第21回日本畜産学会若手企画シンポジウム【オンライン開催】

若手が考えるこれからのアニマルサイエンス

開催日時:
2020年11月13日(金) 9:00〜17:10
開催場所:
弘前大学農学生命科学部(事務局)
世話人:
川端 二功(弘前大)、原 健士朗(東北大)、難波 陽介(家畜改良事業団)、相澤 修(日本大)、新居 隆浩(広島大)
協賛団体:
一般財団法人旗影会

この度、若手企画として初めてオンラインシンポジウムを開催しましたのでご報告致します。昨今のCOVID-19の感染拡大の影響により、当初弘前大学で開催を予定しておりましたサマーキャンプの実施を断念したため、その代替としてオンラインシンポジウムを行った次第です。初めてのことではありましたが、今年は様々な学術団体がZoom等のオンライン会議システムを用いて学術講演をしておりましたので、それらを参考にしながら当委員会でもZoomを用いて実施してみました。

オンラインという性質上、データの公開範囲には気を遣いました。当初予定していたサマーキャンプでは若手研究者が最新の未公開データを発表し、とことん議論を尽くすというスタイルを想定していたため、オンラインシンポジウムでも出来る限りそのスタイルに近いものを目指しました。従って、必然的に発表者のみでのクローズドな形にすることに致しました。コロナ禍という未曾有の事態の中ではありますが、リアルタイムで内容の濃い、熱い議論が展開された「場」を作ることができたことは、本当に良かったと思います。

シンポジウムでは、日本畜産学会の奨励賞を近年受賞された吉田悠太先生(茨城大)と稲生雄大先生(九州大)の2名に招待講演を行って頂きました。これまでの研究や最新のデータ、そしてご研究の将来展望についてお話下さり、これからのアニマルサイエンスの一端を垣間見ることが出来ました。また、若手企画委員からは14名の参加があり、各自のご研究について濃密な内容を発表して下さいました。それぞれの委員の専門分野が適度に分散しているので、全体としてアニマルサイエンス分野の奥深さを堪能できる素晴らしいシンポジウムになったと思います。

それぞれの若手研究者が所属する大学や研究機関では、オンライン講義への対応、研究室への一時的な立入りの制限、感染予防対策の実施等を余儀無くされ、少々鬱屈した気分になっていたかもしれません。しかし、それぞれの置かれた環境においても素晴らしい研究成果を出されていることを今回のシンポジウムで実感することができ、あらためて研究への意欲が沸々と湧いてくる非常に良い刺激を得ることができました。

大変お忙しい中ではありましたが、発表してくださった皆様に対し、改めて御礼申し上げます。最後に、本セミナーの開催にあたり協賛して頂きました財団法人旗影会、そしてご尽力頂いた世話人の先生方に、心から感謝申し上げます。

文 川端 二功(弘前大)

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